奈良医大卒、奈良医大育ち、令和元年に入局した玉田沙也香です。入局後1年間は、心臓血管外科の基本手技、周術期管理を学びました。その後、消化器外科を中心に外科研修にでて、戻ってきた後に第一子を妊娠・出産しました。1年間の育休後に復帰し、現在は大人の心臓の手術・血管の手術をメインに頑張っています。
心臓血管外科というと、先生が怖そうとよく言われます。が、実際はそんなことはありません。こんないい医局はほかにありませんと言えるくらい、相談しやすく、元気で、楽しい医局です。万年人手不足なところがあるので、手技もたくさん回ってきますし、執刀医になる学年も早いと思います。生死を分ける疾患も多く超緊急手術もたくさんあるため、確かにしんどい時もありますが、患者が生きて歩いて退院していく姿は頑張ってよかったなと達成感にあふれています。
手術は人工心肺を使用し心臓を止める手術、心臓が動いたままする手術、ダイナミックな大血管手術、繊細な末梢血管手術まで様々なものがあり、飽きることはありません。術後の管理も自分たちで行っているため、周術期管理だけでなく集中治療に必要な知識も勉強できます。こんなに刺激的でおもしろい科はありません。
最近は女性外科医も増えていると聞きます。女性特有の悩みも不安もあるかと思います。私自身、働くママが直面する仕事と家庭の両立の困難さに闘っているところです。諸先輩の先生方に助けてもらいながら頑張っています。興味があるなら一人で悩まずに見学に来てください。そして私の後輩になってください。待っています。
最後に、心臓血管外科は非常に魅力的な科です。怖そうという印象にだまされず、是非医局のドアをたたいてみてください。みなさんと働ける日を楽しみにしています。